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ども!またまた御無沙汰してます。
昨日は夜中に足がつって、激痛のあまり飛び起きたアホ管理人であります。
しばらく動けず、歩けるようになっても痛みが一日中とれず、病院で診てもらったら、
筋肉の筋が数箇所ぶっ千切れているとのこと。お医者様いわく、ひどく足がつるのは「疲れが溜まっている証拠」なのだとか。
つったほうの足を包帯でぐるぐる巻きにされて「2~3日は絶対安静にするように!」と言われたので、せっかくの週末どこにも行かず、ひたすらひきこもってアホ連載の続き書いてます。
おまけに今月は遅れに遅れてやってきた「イブの呪い」で痛む腹と腰を抱えつつ、まさに「泣きっ面に蜂」状態。
血の海地獄サーフィンしながらも、なんとか今月までに大家族連載の母の日特集書き上げれる・・・・かな!?
それにしても・・・・キャラ崩壊激しすぎるだろ、うちの一家は(滝汗。
相変わらずそれぞれのキャラの台詞回しに、本当に毎回なけなしの脳みそ振り絞ってます。
「こいつはこんなこと言わねえだろう!!」と自分につっこみ入れながら書いてます・・・orz
毎度のことながら、今回もキャラ崩壊、激変ひどいですが、「それでもいいよ~~」という寛大な皆様は、
「つづきはこちら」から、ドゾ♪
母さん休業日(前編)
庭ののばらが見事な花を咲かせ始めた、あるうららかな春の日。
地下の娯楽室では、母を除く家族全員が揃って家族会議中。
「ねえねえ、今年はプレゼントどうする?」
「やっぱここは定番、赤いカーネーションは外せないッスね!」
「え~~~っ、月並みすぎて、つまんなくね?」
「そんなありきたりな花よりも、せっかく庭ののばらが咲いたんだし、のばらの花束なんてどうだ?」
「フリオ兄ちゃんは黙ってて!」
「じゃあ、『肩たたき券』ってのはどうだ?」
「あやつのことだ。『見縊るな!私はそこまで老いぼれていない!』と怒り出すに決まっておろうが。」
「さっすが父ちゃん!母ちゃんのこと、何でも知ってるんだな。」
ヒューッと口笛を吹き、茶化す三男バッツ。
「当たり前だ。あれと何年連れ添っていると思っておる。第一、あいつはだな・・・。」
そう言いつつも、内心の照れが隠し切れない父ガーランド。子供達の迷惑そうな視線をよそに、のろけ始めた。
「・・・・(いいおっさんが照れるな、気持ち悪い。)」
「はい、そこまで!本題に戻ろうぜ。」
口にこそ出さないが、思わず顔をしかめる五男スコールと、このまま放っておくと延々のろけ話が止まりそうにないと危惧し、父を止めに入る七男ジタン。
と、そこへ今まで黙りこくっていた長男クラウドが、ぽつりと言った。
「家族全員からの感謝を示すのに、どうして形のあるものじゃないとダメなんだ。」
「そっか!ありがとう、クラウド兄さん。今ので僕、いいこと思いついちゃった。」
ぽんと手を打ち、なにやら名案を思いついたらしく、いたずらっぽい笑みを浮かべる次男セシル。
一向にいい考えがまとまらず、ざわざわと討論中の父と兄弟達に言った。
「みんな、集まって!僕のアイデア、聞いてくれるかな?」
セシルの言葉に、わらわらと彼を取り囲むように集まる父と兄弟達。
彼の意見に皆、満場一致で賛成し、反対する者は誰ひとりいなかった。
「いいかい?くれぐれも母さんには内緒だよ。わかったね?」
「もちろんだ。」
「わ~~ってるって!」
「りょ~~かいッス!」
そしてあっという間に時は流れ、家族会議から1週間後の日曜日。
いつものように太陽が昇る前に起床した母ライト。
いつものように、手早く身支度を整えると、
いつものように一階へ降りていった。
そして、いつものようにキッチンへ向かうと・・・・。
「おはよう!母さん。」
彼を出迎えたのは、さわやかな朝の挨拶と共にふわりと漂ってくるパンとバターの焼けるいい匂い。
いつもならば、こんな時間に起きているのは自分だけのはず。
一瞬、まさか自分が朝寝坊したのかと思い、壁の時計に目をやる。
「もう、やだなあ母さん。時計は合ってるよ。」
白いエプロン姿も可憐な次男セシルが、フライパン片手に振り返った。
朝からまばゆいばかりの笑みを浮かべながら・・・。
その隣では、実に見事な手つきで四男フリオニールが野菜を切っていた。
てきぱきと包丁を振るい、野菜を切る音が律動的なリズムを刻み、なんとも耳に心地よい。
長身な兄達の間をちょこまかと忙しく動き回り、彼らの朝食の支度を手伝っているのは、長女ティナと末息子オニオン。
「いつものよう」ではない光景に状況が飲み込めず、いつになくきょとんと突っ立っている母にフリオニールが声をかけた。
「朝食の支度は俺達に任せて、母さんは休んでてくれよ。」
「しかし・・・!」
「いいから、お母さんはゆっくりしてて。たまには休むことも必要よ。」
フリルのついた可愛らしい花柄エプロンに身を包んだ長女ティナにダメ押しの如くにっこりと微笑みかけられ、不本意ながらも席に着いた。
それでも元来、真面目で勤勉な彼のこと、子供達を働かせて自分だけ何もせず、ただぼ~~~っと座っているのはあまりにも居心地が悪いので、テーブルの上に置いてあった雑誌を手に取った。
次男が淹れてくれた紅茶を啜りながら雑誌を読んでいると、夫ガーランドも降りてきた。
新聞を片手にどっかと隣の席に腰を下ろす夫に、思わず問いかけてみる。
「これは夢か?まぼろしなのか?」
真顔で問いかけてくる妻の素っ頓狂な質問に、思わず口に含んだ紅茶を噴出しそうになりつつも、かろうじて堪えた夫ガーランド。妻の天然ぶりは結婚する前から痛いほどよくわかっていたが、ここまで度を越したボケっぷりは初めてだった。
「はぁ?何を言っておる?気でもふれたのか?」
「いったい何があった?なぜ皆、こんな朝早くから・・・」
「お前の気のせいであろう。」
「だが・・・!」
いくら話をはぐらかそうとしても食い下がってくる妻。さて、どううまくかわしたものかと夫が思案をめぐらしていた、そのとき・・・。
「やった~~~!俺の勝ちだね。」
「ずり~ぞ、バッツ!」
「ふう~~~っ、どうでもいいけど腹減ったッス。」
庭の草むしりを終わらせ、けたたましい声をあげながら、首からタオルをかけ、汗だくになった三男バッツと六男ティーダ、七男ジタンがキッチンに姿を現した。
「みんな、お疲れ様。朝食はもうすぐできるから、シャワーでも浴びてきなよ。」
一仕事終えた弟達を優しく労うセシル。
「お、今日の朝飯はフレンチトーストとサラダ、ベーコンエッグか。美味そうだな!」
犬のように鼻をひくひくさせ、くんくんと匂いを嗅ぐバッツ。
「聞いてくれよ、セシル兄ちゃん!バッツったら、ひどいんだぜ~~~!」
口を尖らせて、ぶんむくれる七男ジタン。彼の話によると、ただ草むしりするだけじゃつまらないので、時間内に誰が一番多く雑草を取れるか競い合う「草むしり競争」をやったところ、バッツがジタンの取った雑草を盗んで勝者になったということ。
「いいか、お前ら。俺が勝ったんだから、約束どおりお前らのベーコン一枚ずつもらうからな。」
「ズルして勝ったやつに、やれるかっつの!」
「いいじゃん、俺の策略勝ちってことで。」
「よくないっ!!」
朝っぱらから派手に口論を始める三男と七男。それをよそに、四男フリオニールに話かける六男ティーダ。
「あ、ついでに庭ののばらにも水やっといたッスよ、のばら兄貴!」
「ありがとう・・・って、その呼び方やめろって言ってんだろ!」
「だって、のばらはのばらじゃん!それに兄貴の名前、呼びにくいッスよ。」
「そうだなティーダ。ならいっそのこと『のばらニール』でいいんじゃないか?あ、『童貞ニール』もいいな!」
ぽんと弟の肩を叩き、カラカラと笑いながら、ふざけた提案をしてくる兄バッツ。
「なんッスかそれ~~!余計、呼びにくいッスよ~~~!」
「お・・・おい、お前ら・・・。」
腹を抱えて笑い転げるバッツとティーダ。これ以上の悪ふざけは危険と感じ、兄たちを止めようとする七男ジタン。
「お前ら・・・言いたい放題言いやがって。あんまり俺をコケにすると、どうなるか思い知らせてやる。」
包丁を手にしたまま、にじり寄ってくる四男フリオニール。
「ひええええ!トンベリキングが出た~~~!」
「『みんなのうらみ』だけは、勘弁してくれッス!!」
「なんで俺まで~~~!?」
某モンスターを連想させる鬼気迫る姿に、思わず悲鳴をあげ逃げ出すバカ息子達。
「待て!誰がトンベリだ。逃がさんぞ!!」
料理中の野菜もそのままに、包丁を持ったまま三人を追いかける四男フリオニール。
後に残されたのは、切りかけの野菜の山と呆れ顔の両親と兄弟達。
「まったくフリオニールったら・・・大人げないんだから。」
呆れ顔で溜息をつく次男セシル。
「も~~ぉ!どうすんのさコレ!?」
まだ切りかけの野菜の山を指差して、キイキイわめく末っ子オニオン。
と、そこへ救いの神が・・・!?
「うるさいぞ。いったい何の騒ぎだ。」
わしゃわしゃと頭を掻きながら、キッチンに顔を出したのは五男スコール。
普段の彼なら絶対に起きることのない早朝に叩き起こされたので、不機嫌オーラが体中から滲み出している。
クールビューティと言ってもいいほど近寄りがたい美貌と相まって、その迫力たるや壮絶なものである。
「あ、スコール!いいところに来た。ちょっと手伝って欲しいことがあるんだ。」
並みの神経の持ち主ならば声をかけるのも憚られるところだが、そこはマカロニ並みの神経を持つ・・・もとい重度の天然の兄セシル。
その穏やかな口調と満面の笑みの裏に、有無を言わせない絶対的な圧力を感じ取ったスコール。
兄の頼み(という名の命令)を断ったらどんな目に会うか、わからないほど彼は愚かではない。ここは、しぶしぶながらも兄に従うことにした。
「何を手伝えばいいんだ?」
「まず、手始めにこの野菜切っちゃってよ。」
「・・・わかった。」
満面の笑顔を浮かべ、包丁を手渡してくる兄に心の中で「黒くなれ!」と毒づきながらも、仕事に取り掛かるスコール。
フリオニールに負けずとも劣らない鮮やかな包丁さばきで、あっという間に野菜を切り終えると、サラダボウルに盛り付ける。
美味しそうなサラダが出来上がったところで、今度はベーコンエッグを作っている兄を手伝う。
大きな肉塊をスライスしてフライパンに乗せると、じゅうじゅうと音を立てて焼ける肉汁たっぷりなベーコンのいい匂いがキッチンに広がった。
「オニオン、卵をあと4つちょうだい。」
弟が持ってきた卵を一個ずつ片手にとると、その白魚のように繊細な細くて長い指を器用に使い、片手で一個ずつ卵を割っていくセシル。
卵を全部フライパンに落とし入れると、後は蓋を被せて焼きあがるのを待つのみ。
テーブルにも人数分のグラスと皿が並び、ほぼ朝食の支度も終わりかけようとしたとき、他の子供達も続々とキッチンに集まってきた。
「いつものよう」であって、ちっとも「いつものよう」ではない一日が、ここに始まる。
COMMENT
ありがとう!
いつも優しいコメント、本当にうれしいよv
おかげで足もなんとか快方に向かいつつあります。
Facebook・・・実は私も使うの初めてで、あんまり機能とか良く分かってなかったりします。なのに招待すんなよ!って話ですが(滝汗。
たぶんチャットみたいなもんだと思いますが、もし良かったらお相手してやって下さいな。
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お大事に!
ゆっくり休んでちゃんと治してね~
Facebookって何ですか状態なのでちょっと待ってやってね。
shushu 2010/05/24 22:47 EDIT RES